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ノーベル賞級の美容成分フラーレンが、ついに中国でも解禁!

ノーベル賞級の美容成分フラーレンが、ついに中国でも解禁!

つい先日、とうとう中国でも化粧品成分として認可された「フラーレン」。

その主な効果は「抗酸化」にあり、ビタミンCの約125倍の抗酸化力を持つと言われています。日本では、数年前から化粧品の成分に配合されているフラーレンですが、まだまだ認知度は低いようです。そこで、フラーレンの持つパワーをまとめてみました。

■そもそもフラーレンとは?

フラーレンは、ダイヤモンドと同じ炭素の同素体(同一元素だけで構成される分子)です。
1996年にクロトー博士らがフラーレンを研究しノーベル賞を受賞しています。
フラーレンは抗酸化力が高く、美白に始まり、エイジングケア、紫外線防御、 しわ、ニキビなど女性の様々な肌の悩みを改善する効果があります。

ちなみにフラーレンの分子構造はサッカーボールのような形をしています。

ちなみにフラーレンの分子構造はサッカーボールのような形をしています。

■その抗酸化力は、ビタミンCの125倍!

高い抗酸化作用を持つフラーレン。そのパワーはビタミンCの125倍と言われています。
さらに、ビタミンCは活性酸素に対し「1度」しか効力を発揮しないのに対し、フラーレンは「体内にずっと残り」、活性酸素を退治し続けるという「持続性」があるのが特徴です。

さらに一口に活性酸素と言っても様々な種類があるのですが、フラーレンはその中でも対応できる種類が多く、ほとんどの種類の活性酸素をキャッチできるというマルチな特徴をも持っています。

■お役ご免!体内に蓄積されないという特性

化粧品として使用した場合、フラーレンは角質層に留まることで紫外線などの刺激から肌を守る役割を果たします。ただしフラーレンは角質層よりも奥には浸透せず、新陳代謝で生まれ変わった角質層と共に、「活性酸素をキャッチしたまま」体外に排出されていきます。つまり、必要な部分にのみ働き、活性酸素とともに自然に出ていくため体内に影響を与えず安心な成分と言えます。

■コラーゲン生成にも役立つフラーレン

皮膚を構成する重要な成分であるコラーゲンですが、実際のところ、コラーゲンドリンクなどを飲んでも肌のコラーゲンが増えることはほぼありません。体内で一度アミノ酸に分解されるからです。またコラーゲン生成にはビタミンCが必要なため、活性酸素をフラーレンで除去することで、ビタミンCがコラーゲン生成の働きをすることができます。

■医療現場でも使われている安全性

フラーレンは医療現場でも使用されていた実績があり、約30,000の論文発表、またフラーレンを使用した特許の数は約3,000にもなります。1993年~1995年に実施された文部省重点領域研究の結果で、水不溶性のため急性毒性など重篤な影響がないことも報告されています。

■化粧品以外でも期待値大のフラーレン

フラーレンが持つ抗酸化力の強さが注目され、現在では化粧品分野だけではなく、抗がん剤や抗HIV薬などへの応用など、医療分野や工業分野での応用も期待されています。

例)抗HIV薬への応用
HIVは増殖の際にHIVプロテアーゼという酵素を必要とします。この酵素は脂溶性の隙間があり、ここにちょうどフラーレンがはまり込んでその作用を阻害します。このため、ある種のフラーレン誘導体は抗HIV活性を示したという報告もあり、現在臨床試験が進行中です。

フラーレンは化粧品として「外からのアプローチ」も可能ですし、医薬品などの分野では「内からのアプローチ」もできる優れものです。安全性も確認されており、中国市場が新しく参入することで、2016年はフラーレンを使った化粧品やコスメが盛り上がりそうな雰囲気ですね!


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