その光(IPL)治療で大丈夫? 予約前に学びたい、失敗しない光(IPL)治療の選び方3選

光(IPL)治療は、クリニックで使用している機械によって
治療名が異なっていることが多く、フォトフェイシャル、フォトセラピー、
フォトRF、イーマックスなどと呼ばれています。
様々な美容クリニックで取り入れられている光治療は
ダウンタイムや施術時の痛みもそこまでないため、
レーザートーニングなどよりも比較的受け入れられている人気の治療ですが、
価格やホームページだけの情報だけでフォトフェイシャルを選んでいませんか?
いくら気軽にできる施術と言っても、実際に施術した方の評判では
効果がなかった、などの事例があることも事実です。
後で後悔しないために、まずは光(IPL)治療の仕組み、
間違えのない美容クリニックの選び方をお教えします。
■そもそも光(IPL)治療って、どうしてお肌にいいの?
光(IPL)治療は、IPL(Intense Plused Light)という光を顔全体に照射し、
しみやしわ、くすみ、そばかす、赤ら顔等の肌トラブルを改善する美容医療です。
皮膚を活性化しコラーゲンを増加させる効果もあります。
光(IPL)治療は、レーザー治療と異なり痛みの少ないマイルドな光で
肌トラブルの原因のみに働くため、安全性の高い美容医療と言われています。
顔全体に照射した光は、メラニンや毛細血管などに当たると
光のエネルギーが熱に変わりメラニンや毛細血管にダメージを与えます。
それにより沈着したメラニンが肌表面に浮き上がり、
数日後には新陳代謝によってかさぶたになり剥がれ落ちてしみ等を改善し
内側から新しい肌を作りだすことができます。
また、光(IPL)治療によって、コラーゲンなどの成分を作り出す
繊維芽細胞の働きが活性化され、ハリ、ツヤ、弾力が増し美しい肌が蘇ります。
フラクショナルレーザーなどと比べて麻酔がいらない、
ダウンタイムがほとんど無い、安価であるなどがメリットと言えます。
レーザー光は単一波長のものが中心のため、肌トラブルにあわせて
機械を使い分けなければいけないケースが多いですが、
フォトフェイシャルは、複数の幅を持った波長の光を照射することができるため、
一度の照射で複数の肌トラブルに対し、同時に効果を発揮するといった特徴を
もっています。
■光(IPL)治療のリスク
非常にリスクが小さい施術である反面、
1回の治療のみでは劇的な効果は望めません。
定期的な照射によって、肌の改善や若返り効果を得ることになります。
そのため「来月の結婚式までにしみを取りたい!」のような
直近でデットラインが決まっている場合には少し難しいかもしれません。
また、痛みやダウンタイムが比較的起こりにくい施術ではあるものの、
光の強さによっては、炎症や軽い火傷、水ぶくれを起こしてしまうこともあります。
例えば、
・痛みが少ないとはいえ、麻酔なしの施術の為、慣れてない方は痛いと感じてしまう
・光の強さ(ジュール)によっては、炎症や軽い火傷を起こしてしまう人も
・知識、技術の伴わないクリニックで行うと、逆にしみができてしまう可能性も!
(肝斑の場合、照射レベルによっては悪化させる可能性があります)
手軽な美容医療とはいえ、光(IPL)治療を受ける際には、
自身で事前にきちんとした知識をつけておくこと、
またドクターの正しい判断のもとで治療を受けるのがよいと思います。
■どんなクリニックを選んだらいい?選び方のポイント3つ
▼ポイント1:価格できめないこと
いまや多くの美容皮膚科で導入されているといってもよい光(IPL)治療。
そのため、価格競争となっており安いクリニックでは
8,000円程度で治療を受けることが可能です。
ただし、価格を下げる為に多くのお客様を短時間で
ローテーションで回すようなクリニックは避けた方が良いでしょう。
前述の通り、光(IPL)治療は多機能な機械であるため
様々な症状に対応可能な施術です。
だからこそ私たちの悩みをきちんとヒアリングして
それに合った施術を行ってくれるクリニックを選ぶことをお勧めします。
▼クリニックの知名度ではなく、「ドクターの腕」で決めること
光(IPL)治療は、肝斑に対しては、照射の強さなどによって
悪化させてしまう可能性があります。
そのため、事前のカウンセリングで日光性母斑なのか肝斑なのか、
はたまた両方が重なっているものなのかを見極めるだけの経験が必要です。
▼ドクターによる照射であること
クリニックであれば安心かと言うと一概にそうも言えません。
クリニックの中には、医師免許がない看護師が施術しているケースもあります。
より安全で間違いのない照射を希望する際には、
ドクター自身が照射を行ってくれるクリニックを選ぶことをお勧めします。
光(IPL)治療はダウンタイムも痛みも少なく人気のスキンケア治療ですが、
価格競争も激しいため、広告や価格などに惑わされない目を持って
クリニック選びをしたいところです。