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アジアの方々の爆買から日本は何を学ぶか(美容編)

アジアの方々の爆買から日本は何を学ぶか(美容編)

銀座近辺を歩くと、昨年との違いに圧倒されることがありませんか?

そう、中国、台湾などアジアからの旅行者の数です。

中央通り沿いには沢山の大型観光バスが止まり、「TAX FREE」の文字の書かれた沢山の袋を持った海外の方々が外国を話しながら大勢で群れをなしています。

仕事柄、時々銀座近辺を歩くこともありますが、海外からの旅行者のほうが圧倒的に多くて、なんだか私たちが気を使って道路を歩いちゃったり(笑)もうなんだか異空間、ついこの間までの銀座ではない不思議な空気に包まれています。

彼女たちはドラッグストア等で大量の商品を購入していきますが、同一商品を大量に購入する傾向があります。多分地元に帰った際に親戚や仲間にも配るのでしょう。

2014年は訪日外国人客数が1300万人を突破したとニュースになりましたが、すでに2015年はこれを勝る勢いの来日数で、2015年は1600万人に届くという予想も出ています。(JNTO調査)

何かと話題になる電化製品だけではなく、アパレルではZARAやGUも海外の方で大盛況です。

私が見てる感じだと、ユニクロがちょっと人気がなくて、激安のGUか多少クオリティのいいZARAに流れている感じがします。特にGUは2階のレジが(平日だけかもしれないけど)免税専用になっていて、私たち日本人が1階か3階でしか商品を買えません。(2015年6月往訪時確認)

美容系商品で、彼女たちがよく購入しているものではKOSEの雪肌精やHABAのスクワランオイルなどです。もちろん、袋一杯、大量買いwwが基本です。

でも意外に目が肥えているというか、きちんと調べた上で価格に見合ったよいものを選んでいるんだなと言う感じがします。

アベノミクスで怪しい円安になっている日本ですが、私たちもバカではありません。そう簡単に、メディアが流すニュースに踊らされて、財布の紐を緩めたりするような時代ではもうないのではないでしょうか。

こうなった今、美容コスメ・エステ・美容医療業界においても、本格的にアジアの方々をターゲットにしたビジネスモデルを考えていかないといけないと思っています。

実際に、取材などで話を伺っているとアジアのお客さんがすごい増えてきているという話を聞きます。友達と一緒に来院して、二重整形や鼻の注入術、さらにアゴやエラの小顔治療の併用など、比較的しっかりと整形をされていく人が多いようです。

一部では、国内の美容医療機関で発売されているヒトプラセンタが中国で大人気になっており、2倍以上の価格で転売されているケースもあると聞きます。
確かにまさに今が空前の「日本製」ブームな感じはしますが、だからと言って不正な取引をすることはNGです。

アジア全体で流行している顔の傾向や治療法などにも目を配らせマーケティングを行うのとあわせて、店舗型であればアジア圏の言語に沿ったサイトやメニュー、契約書の準備はもちろん、日本語以外が話せるスタッフ、施術者や医師の用意を行う必要があると感じます。

また、海外の顧客が増えるということは、今までにはなかった苦情やクレーム等が起きる可能性も増えます。

国によって文化が異なるためです。

そうならないためにも、「日本でのサービスはこういうものだ」ということをサービス提供前に顧客にきちんと理解してもらうか、もしくは海外の方でも理解できるようなユニバーサルなルールを取り入れるかの、どちらかの路線で展開していくのがベストな気がします。

・・・いずれにせよ、信頼されている日本の商品・サービスなのですから、ブームに乗って一過性のものにしてしまわずに、きちんと長きに渡って愛用されるような仕組みも作っていきたいところです。


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