ヒアルロン酸注入の失敗例とは?

手軽にシワやくぼみの改善ができるため人気の注入法、ヒアルロン酸注射ですが、やはり失敗事例もあります。失敗しないためのポイントはクリニック選び・医師選びに尽きるのですが、ここではヒアルロン酸注入の失敗例をいくつか挙げてみます。
■左右対称ではない
涙袋にヒアルロン酸を注射する施術も20代を中心に人気のプチ整形ですが、慣れてない医師がヒアルロン酸注入を行うと、左右のふくらみに差がでることがあります。もちろん、多少は違いがあるくらいなら自然でよいのですが、涙袋に限らず、唇の膨らみや目の上のくぼみ取りの際も同様のことが起きる可能性があります。
■顔がむくんだような状態になった
ほうれい線のしわを消す際にもヒアルロン酸を使用しますが、注入量や注入層によっては想定以上に膨らみが出ることもあります、術直後は麻酔の影響もあり多少腫れますが、注入量如何によっては、数日たっても顔がむくんでいるような違和感を感じることがあるようです。
■凸凹になった
ちりめんジワや目尻のシワなどの比較的浅い部分のシワには、基本的にテクスチャーの柔らかいヒアルロン酸を細い針で少量づつ注入していきます。このような施術は、相応の経験や技術が必要とされるため、経験の浅い医師の場合はヒアルロン酸の量の微妙な加減ができず、施術後に凹凸ができてしまったり、違和感が残ってしまったりしてしまいます。
■すぐに戻ってしまった
ヒアルロン酸の種類にもよりますが、一度注入すると通常数ヶ月は効果が持続します。ところが、「注入して数日で戻ってしまった!」という現象が起きることが、あるようです。これは医師の技術力の問題というよりも、使用しているヒアルロン酸を意図的に水で薄めているなど何かからくりがあるのではないかと思います。価格が安すぎるクリニックの場合は何かからくりがあるかもしれないので気を付けてください。
・・・少し前に、法令線のへのヒアルロン酸注入で鼻が壊死してしまったというニュースがありました。
顔面には様々な血管が複雑に絡み合っており、法令線の下にある動脈枝は小鼻に栄養を行き渡らせる役割を持っています。そのためほうれい線へのヒアルロン酸注入の際にこの血管を傷つけないことが大前提になります。間違ってこの動脈にヒアルロン酸を注入してしまうと、血管が詰まり、鼻への栄養が行き届かなくなるため、鼻の皮膚が壊死してしまうといった後遺症が出る場合があります。
手軽で人気のヒアルロン酸治療ですが、経験や知識の少ない医師の場合まさかの失敗になることもあります。手軽とはいえ医療行為であることを理解し、相応の技術力のある医師・クリニックで施術することが大切です。