美容医療でしみを消す方法

年齢とともに、顔のくすみやしみが気になってくる人も多くなります。
くすみやしみは、加齢による老化はもちろん、紫外線の影響が大きく関係しています。
「紫外線は美容にとってマイナス!」ということは現代の多くの女性が認識しているとは思いますが、(紫外線さん、ごめんなさい…)実際にくすみやしみができるのは、紫外線が当たることによって皮膚内のメラニン色素が増えるためです。
シミを消す方法としては、市販の美白化粧品やしみ消しクリームなどの利用ももちろんOKですが、やはり効き目はそこまでは期待できません。
個人的にオススメのしみを消す治療としては、やはり王道ですがトレチノインとハイドロキノンによる外用薬治療でしょう。
トレチノインは皮膚のターンオーバーを促進するため、しみの元となるメラニン色素を素早く排出することができます。さらにハイドロキノンを塗ることでメラニン抑制効果を発揮するため、皮膚にあるメラニン量を減らすことができます。
なおトレチノインとハイドロキノンによるしみ治療は、結構刺激が強いため、お薬を塗っている間は日焼けは厳禁(必ず日焼け止めを塗る)、さらに塗った場所が赤みやピリピリした赤みを感じることもあるので、その点は事前に知っておいたほうがいいでしょう。
なお、さすがに数日でしみが消えることはないので、数か月程度じっくり治療を行ってください
トレチノインとハイドロキノンはしっかり効果をだすしみ対策の治療法ですので、美容皮膚科や美容クリニックであれば基本的にほとんどのところで処方してくれると思います。
トレチノイン+ハイドロキノンによるしみ治療以外でオススメは、レーザー治療でしょうか。かなり精度のよい機器が出てきているので、症状にあった機械であればかなり薄くすることができます。
一番多いしみは、日光性色素斑です。紫外線を浴びることでできるしみで、比較的形のはっきりしている者が多いです。この場合、トレチノイン処方以外ですとQスイッチレーザーによる治療もオススメです。レーザーは色素細胞のみに反応するため、しみの部分だけを選択してこの部分の色素を壊します。
(脱毛の場合は、毛根の黒い色素細胞部分にレーザーが反応するのですが、原理は一緒です)
なおQスイッチレーザーの場合、1週間程度はかさぶたが生じます。その後かさぶたが取れた場合も、まだしみが残っていることも多く、出来れば数回の治療を行うほうがよいでしょう。
なおシミの原因が肝斑の場合は、レーザートーニング治療がよいでしょう。サイノシュア製のメドライトやレブライト(メドライトの次に出た新しい機種)などがよいかと思います。
しみのレーザー治療の場合、原因によって微妙に治療法が変わります。しみの形や色味はもちろん、出来た時期や大きさが変わっているのかどうかなども関係してくるので、本気でしっかり治したいと思う場合は、一般の化粧品やクリームを使うよりも美容皮膚科などに相談したほうが良いかもしれません。